ダウンサスと車高調、エアサスの違いを簡単に説明するとこんな感じです。
- ダウンサス → 一番安上がりに車高を落とせる
- 車高調 → サスペンションごと交換するのでお金がかかるけど車高を自由に変えられる
- エアサス → エアで車高を調整する。設備もお金もかかる
車高を下げたい!
コーナーの安定性を増したい!
などサスペンションを変えたい理由は人それぞれですが、結論から言いますと総合的にみて車高調にするべきと思います。
でも
「なんでダウンサスじゃなく車高調がおすすめなの?」
「ダウンサスと何が違うの?」
って思いますよね?
次の項目ではその違いについて紹介します!
ダウンサス、車高調、エアサスの違いとは?
まずはじめに「ダウンサス」とは簡単に言うと元々ついているメーカー純正バネ(コイルスプリング)より短くて硬いものです。
バネだけのため価格自体も割と安価なものが多く手が出しやすく、乗り心地もあまり変わらず手軽にカスタマイズできるものです。
「車高調」はダウンサスと違いサスペンション本体ごと交換します。
そのためダウンサスより少しだけ値が張ってしまいます。
ですが、車高を気分によって上げ下げできたり、ものによっては乗り心地の硬さまで調整できるため、非常に融通がきいたものになります。
そして「エアサス」についてですが、ジャッキを上げてタイヤを外して車高を上げ下げ調整する車高調に対して、バネのところに空気が入ったエアバッグをつけており、車内からでも簡単に車高を調整できる代物です。
その装備ゆえ値段も高価なものが多くなっています。
もちろんエアサスを取り付けるのであれば、工賃もかなり高くなり、エアーのコンプレッサータンクを積まないといけないために場所も取ってしまいます・・・
一見、ダウンサスが無難にいいなーと思うかもしれませんが、次の項目ではダウンサスのメリットとデメリットを紹介します!
ダウンサスのメリットデメリット
ダウンサスの大きなメリットのひとつは乗り心地がノーマルよりも悪くなりづらい事です。
いざ交換した時に乗り心地がガチガチに硬くなって家族や恋人から
「この車乗り心地悪い!」
などといわれるよりも、純正と比べてあまり変わらないのがいいですね。
私自身も車高調をつける前にダウンサスに一度変えましたが「乗り心地が以前と変わらない」と言われましたよ(^O^)/
その点、車高調は商品によっては乗り心地がかなーり硬くなって物凄い反感を買いました(-_-;)
またダウンサスだと車検の時にそのまま通りやすいというメリットもあります(これが一番のメリットかも)
車種によりますが、最低地上高9cm以下になりづらく、わざわざ車検の度に純正に戻すといった面倒な作業が必要ないので楽ですよね。
地面と車体の一部が9.1cm以上にならないと車検に合格しません。
ですがメリットもあればデメリットもあります・・・
それはいざ「車高をもっと下げたいな・・・」と言っても気軽にできない事です。
車高調なら過程を踏めば車高の上げ下げの幅は自由ですが、ダウンサスの場合は車高は一定となります。
そしてバネだけを取り換えるため純正のサスペンションに負担をかけてサスペンションの寿命を縮めてしまう恐れもあります。
もしそれでショック自体がヘタってしまうとどうしてもコスト面で痛いところがあります・・・
車高調はその点、サスペンション丸ごと取り換えるので純正サスを保管しておいて、あとあとノーマル車高に戻すことも可能ですね。
車高調とダウンサス、乗り心地に違いある?
散々触れてきた乗り心地ですが、ここで改めて説明しますね。
結論から言えば(個人的な主観も含め・・・)調整次第でかなり乗り心地に違いがあります。
ダウンサスはショックアブソーバーそのまま使うので純正の乗り心地をそれほど崩さずに適度に硬くなり、コーナリングやロールに安定性を出せます。
車高調はガッチガチに硬くしたり柔らかくしたりする「減衰力調整」という機能をもった車高調もあるため、硬めにしてしまえば道路の段差でガツン!とくる衝撃がきたり、逆に柔らかくすればそれなりの乗り味になります!(ですが純正並みにとはなりません・・・)
要は車高調は乗り心地まで調整可能だが、ダウンサスはバネ(コイルスプリング)だけ交換するので乗り心地はノーマルとさほど変わらないということです。
ただ、車高だけは選ぶダウンサスのメーカーや種類によって落とすことができます。
まとめ
とりあえず、難しいことを考えずに
- 車高を軽く落としたいのならダウンサス!
- 車高を下げたり上げたり調整の幅を楽しみたいならば車高調!
- お金に余裕がある人はエアサス!
とザックリと分けることができます。
今後もっと車高を下げたり、乗り心地がピンとこないなーと思って減衰力調整までしたいならば、ダウンサスよりもお金はかかりますが、車高調をまずは組んでみるべきと思います!
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