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車検時の下回りスチーム洗浄とさび止め塗装は必要なの?効果あるの?

車検時に下回りの錆止め塗装をすすめられることがあると思います。

あれって車検時には必ず必要なのでしょうか?

 

断っても車検は通るの?錆止め効果あるの?

整備工場のただのぼったくりじゃね~の?

 

いろんな意見がありますが、整備士としての正直な見解を述べますね。

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車検でさび止め塗装は本当に必要か?

車検見積もりの中に必ず記入されているのが「下回りスチーム洗浄」と「下回り錆止め塗装」という項目です。

工場によっては「シャシーブラック」とか「パスターブラック塗装」「下回り黒塗装」などと呼び方は様々です。

 

料金はスチーム洗浄と錆止め塗装合わせて、車種によりますが、だいたい6,000円~10,000円くらいでしょうね。

 

ネットでもこの錆止め塗装は車検に必要なのかどうかの意見が分かれています。
意見をちょっと拾ってみました。

 

まずは否定的な意見。

 

シャーシブラックをすすめる車屋はボッタクリと思っていいんじゃない?
ほとんど気休めなのでやらなくても同じです。
不要ですし、私は断ってます。
必要ないです、整備工場の大事な儲け事項なだけです。
よほどのクラシックカーでない限り、下回りの錆止め塗装はやるほどの効果はないと思います。

 

 

ここからは肯定的な意見です。

 

さび止め塗装やってる車とやらない車は数年後にその差が出ますよ。
やっといたほうが良いですよ。
何回も車検を重ねてシャーシブラック吹かないのが当たり前になると下周りは やはり錆びますよね。
やらないよりはやった方がいいよ。
必要に応じてやった方が腐食はしにくくなりますよ。

 

いろいろな考え方ってありますよね~

 

 

さて僕の意見ですが、「予算にゆとりがあるなら、錆止め塗装はしたほうが良いですよ。」

 

そして車検費用を抑えたいのならば、やらなくても良いでしょう。

 

「どっちやねん!!!」って言われそうですが、正解はないです。

臨機応変に対応したらどう?ってことです。

 

さび止め塗装をしないと車検に合格しないということではないです。
お客さんがやるかやらないか判断するだけです。

 

やらないよりはやったほうがいいかな。程度です。

 

ただ例外もありますよ?

 

それはあなたの住んでいる地域がどこなのかということです。

年間走行距離はあまり関係ないですが

 

  • 海岸沿い
  • 雪国に住んでいる
  • 冬にスキーをやりに高速道路を走る

 

この3つのどれかに当てはまるならば、さび止め塗装した方が良いですね。

 

  • 海岸沿いに住んでいる

海水に含まれる塩で確実に下回りが錆びてきてます。はっきりとわかりますからね。

 

うちの場合だと中古車のオークションに行くと、出品されている車が沿岸の車なのか内陸地方の車なのかでまずは選別します。下回りが錆びているような車は納車後にトラブルが起きやすいですからね。

 

そして下周りを覗いてみて錆びているような車は実際に「入札」も多くないです。値が上がりづらいですよね。みんな分かっているんです。

 

  • 雪国に住んでいる

道路に撒く融雪剤(塩)で下回りが錆びます。

 

  • 冬にスキーをやりに高速道路を走る

雪国に住んでなくても冬にスキー場まで高速道を走るのであれば、融雪剤をもろに被るので予防のためにさび止め塗装したほうがいいでしょう。

 

高速道路で撒く融雪剤は結構強いですよ?事故防止のために頻繁に撒いてますしね。

 

 

ちょっとピンボケしちゃいましたが、足回り意外にもフレームの継ぎ目などから錆びてくるのでこれ以上広がらないためにも錆止め塗装した方がいいかな。

 

 

フレームにも足回りもしっかりとそうすることによって錆は広がりませんよね。

 

愛車に長く大事に乗りたいのならば、さび止め塗装はやっておいたほうが良いです。

 

車検時のスチーム洗浄は必要なの?

 

「下回りスチーム洗浄」は錆止め塗装とセットですね。

 

泥だらけになっている上に塗装しても綺麗に塗れないでしょ?意味ないでしょ?だから塗装する前に綺麗に汚れを落とす必要があるんです。

 

熱いお湯で、しかも高圧で洗うのでこびりついた油汚れや泥、砂が綺麗に取れます。

 

自動車の下回りを高温高圧スチーム洗浄機で泥や汚れを綺麗に落としてから、しっかりと乾燥させ、錆止め塗装をします。

 

スチーム洗浄→乾燥→塗装

 

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下回り塗装の効果はあるのか?

下回りさび止め塗装の効果はやらないよりはやった方が良いでしょう、程度のことです。

 

整備工場によっては水性の塗装剤を使うところもあるようなので、そこは確認した方がいいです。

水性ではあまり意味がないですよ。

言葉の通り水に溶けます。

 

塗装するならば油性のパスターブラックじゃないと意味ないです。

それこそぼったくりです(;^ω^)

 

ちなみに僕も油性のパスターブラックを吹きます。
しかもめっちゃきれいに隅々まで吹きます。

 

 

例えば、こんな感じの足回りのさび具合を

 

 

まだ途中ですが塗り残しのないようにしっかりと塗装しています。黒を吹きながら写真を撮るのが難しくてこんな感じの状態で撮ってます(-_-)

 

あとでお客さんが下回りを覗いたときにビックリするくらいに綺麗に吹くことを心がけています。そうじゃないと塗装依頼した意味がないですからね。

 

下まわり塗装も整備する人によって当たりはずれがあるのも事実です。
適当に吹く人もいるし、丁寧に吹く人もいるってことです。

 

なので、車検で下回り塗装もお願いするのであれば受付で「高速道路をよく走るので下回り塗装は綺麗に塗ってください」とお願いすれば現場の整備士に伝わるので、効果てきめんです。

 

 

こういう個所も地味に錆びてくるんですよね。

 

 

黒光りするくらいに塗装すると気持ち良いです♪

 

もう一台見てみましょう。

 

 

このくらいの錆具合でも塗装してくれというご要望だったので…

 

 

今後錆びてくるかもしれないフレーム下もきれいに塗装しました。お客さんが喜んでました。

 

もし、あなたがシャシーブラックの効果がないと感じるのであれば、「ノックスドール」塗装を扱っている整備工場を探してお願いするといいでしょう。

 

料金は2万円ほどかかると思いますが、ノックスドールはさび止め効果ありますよ。

欧州車などが新車のときに施工する塗装です。

 

うちではすすめてもあまりやる人がいないのでノックスドールはやめましたがね。

 

まとめてみると…

  • 下回り塗装はやらないよりはやった方がいい
  • 整備士によって当たりはずれがある
  • ノックスドールはおすすめ

 

下周り塗装は大事に乗りたい人は車検ごとにやりますね。こちらが「今回はあまり錆びてないのでいいのでは?」といってもやりますね。

 

だから何年経ってもびっくりするくらい下回りが綺麗です。

 

長く乗るつもりがない車ならば塗装しなくてもいいのではないでしょうか。

すべてはあなた次第ということです。

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