車のバッテリーをいつ交換したか記録していますか?
まさか、覚えていないとか永久交換不要だと思ってませんよね?
外気温がグンと低くなるとバッテリー上がりで突然エンジン始動困難になりますよ!バッテリー上がりって突然来ます。
いつ交換したのか覚えていないのであれば、冬が来る前にバッテリー性能を点検するのが賢明ですね。
今回はバッテリーの寿命、バッテリー上がりの予兆はあるのかなどまとめています。
車のバッテリー寿命は基本何年なのか。
車のバッテリーの寿命は走り方にもよりますが基本3~5年と考えた方がいいですね。
女性の方に多いですが、「バッテリーって寿命あるんですか?」と驚く人もいます(=_=)
永久保証だと思っていたということにこっちのほうが驚きです!
バッテリーは早くて3年、普通は5年以内には寿命が来ます。残念ですが…
中には10年バッテリー交換していないなんていう強者もいます。
ただそれもオーナーの車の使い方、運転次第です。
- 月間走行距離が多い少ない
- 通勤・通学に車を使う人
- 近所の買い物にしか車を使わない人(ちょい乗り)
- 夜間走行が多い少ない
- 日中走行の多い少ない
- エアコンは常にON
人によっていろいろですよね。
今までいろんな車を整備してきましたが、明らかにバッテリー寿命が短い人はこんな感じ。
- 夜間走行が多い人
- たまにしか車に乗らない人
- 車に付属品を多く設置している人
いちおうバッテリーにも保証期間が最低でも3年は付いてますが、こんな感じで車を使っているとバッテリーは3年ギリギリもつかどうかです。
エンジンをかけているとオルタネータという充電装置がバッテリーを充電してくれます。あまり車に乗らないのであれば、たまに15分ほどアイドリングでもいいのでエンジンをかけっぱなしにした方がいいです。
もちろんその場合はエアコン類はOFFにして余計な電気を使わないようにしましょう。
主に夜にしか走らない「運転代行の車」は2年で寿命というのも珍しくありません。
ライトやカーナビ、テレビ、エアコンを酷使するとバッテリーに負担が来るので寿命も短くなるのは当たり前です。
バッテリー寿命を延ばす運転の仕方ってあるの?
例えば僕はバッテリー寿命長い方だと思いますよ。いつも5年は無交換ですからね。
あまり意識はしていないけど、気を付けていることは余計な電気を使わないことですね。
例えば、エアコン。
車でエアコンとナビが一番電気を食うと思っています。
真夏の長い渋滞でトロトロ運転しているときにエアコン最強で作動させるとか、ものすごい電気放電させていますからね!
よくあるのが渋滞で疲れてコンビニに寄って休んで出発しようと思ってエンジン掛けようとしてもかからないというパターン(+_+)
ナビ、テレビ、DVDなども電気放電の原因です。
僕はナビも普段は画面を消しています。
エアコンもなるべく使わないようにしています。オートエアコンとか常にエアコン作動させていることになりますからね。
たったこれだけの意識でバッテリー寿命は延びます。
よく考えたら夜間走行もほとんどしないですね。
バッテリー寿命の予兆は判断できるのか?
バッテリーは白熱球の電球と同じで、突然寿命が来ます。
「昨日はエンジン普通にかかったのに今日はウンともスンとも言わない…」
なんていうことも珍しくありません。
だから早くて3年、長くても5年以内にバッテリーは交換した方が無難です。
予兆が出ていなくてもです。僕はそうしています。
正直ちょっともったいない気はしますが、いきなりエンジンがかからなくなるよりはましです。3~5年経過したら突然バッテリー上がるということが起きますからね。
で、バッテリーが寿命の予兆の判断ですが
- エンジン掛ける時の「キュキュキュ」というセルの音が鈍い
- パワーウィンドウの動きが遅い
- ヘッドライトが暗い
という車の症状から判断できます。
またバッテリー本体をチェックすることでも判断できます。
- バッテリー本体が膨らんでいる
- バッテリー液が減りやすい、または減っている
- バッテリーの上にバッテリー液が漏れている、なんか濡れている
- バッテリーの端子付近に白い粉がふいている
こんな症状を確認したら、悪いことは言いません。
バッテリー交換するのが賢明です。
バッテリー寿命、アイドリングストップ車はさらに短い。
アイドリングストップ車などのエコカーはさらにバッテリー寿命は短いです。
バッテリーメーカーも注意喚起していますが、寿命は2年で交換を推奨しています。
アイドリングストップ車は信号待ちとかでエンジンが止まり、発信するとエンジン始動を繰り返しますよね?あれがバッテリーに高負荷をかけています。
車のエンジンはエンジン始動するときに一番強い電気を必要とします。それがアイドリングストップ車は何度も繰り返すわけだから寿命が短くなるのも当たり前です。
自分の車のバッテリーの劣化状態はガソリンスタンドや整備工場、ディーラーに行けば「バッテリーテスター」で測定してくれます。たぶん無料で^^
テスト結果はこのようにプリントしてもらえればいいでしょう。
この結果は先日お客さんのバッテリーを点検した時のものです。「3年以上バッテリー交換はしてない」といってましたが、確かに結果は『要交換』ですね。
「負荷電圧」というのはエンジンをかける瞬間の電圧です。一番電気を使う瞬間です。これが8.97V(ボルト)は低いです。バッテリーは普通なら12Vですからね。
かろうじて今はエンジン掛けることができる状態ですが、これが8V以下になったらエンジン始動できないでしょう。
また、エンジン始動時のスターターへの電力供給にプラスして、アイドリングストップ時には、もしエアコンをON、ナビなどのオーディオON、夜間ならばヘッドライトONのときにはバッテリーからの電力供給になるんです。
そして走り出せば頻繁にエンジンを停止・始動するのでバッテリーには非常に過酷な状況になります。なのでアイドリングストップ車はバッテリー寿命が短いのです。
アイドリングストップして燃費は若干良いのかもしれませんが、バッテリー代の方が高くつくような気もします(;・∀・)
余談ですが、運送屋さんのトラックも最近はエコ運転とかで、荷物を運ぶときはエンジンを切りますよね?数メートル移動してエンジン停止して、また始動して…を繰り返しているのでバッテリーはかなりの高負荷になります。
運送屋さん専門の整備工場の人の話だと、バッテリーは車検ごと交換(1年)するのが基本だそうです。他の運送屋さんでは半年ごとの交換とも聞きました。
まぁ荷物を運送中にエンジンがかからなくなるとか仕事に支障をきたしますからね。
確かに運送屋さんのトラックがエンジン始動不能でレスキューを呼んでいる現場って見たことないですよね?
まとめてみると…
- バッテリ寿命は3~5年
- 予兆で判断よりも期間で交換する
- アイドリングストップ車は寿命が短い
バッテリーを上げてしまって緊急電話をかけてくるのは女性が圧倒的に多いです。
買い物だけのちょい乗り運転のほかにバッテリー交換の意識が低いのかもしれません。
エンジンオイルと同じですが、バッテリーもケチるところではありません。
時期が来たら予兆がなくても交換したほうがいいですよ。
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