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タイミングベルトいつまでもつ?距離年数で判断?切れるとどうなる?

エンジン
この記事は約6分で読めます。

最近の車はエンジンにタイミングベルトではなくチェーンを使用する車も増えてきました。軽自動車でもチェーンが増えてきましたよね。

 

まぁ、そのほかの車種はゴムのタイミングベルトになるわけです。
そこで気になるのが、エンジンのタイミングベルトっていつまでに交換すればいいのかってこと。

 

あまり車にお金かけたくないし…
かといって放置もできないし…

 

整備士から見て、実際いつまでにタイミングベルトは交換するべきなのか教えます。

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タイミングベルトっていつまでもつの?

くる蔵が整備してきた中で、13万キロをタイミングベルト交換しないで走行した車はみたことがあります。最初見たときはびっくりしましたけどね(*_*)

 

タイミングベルト交換をすると交換したよ~ってことで、ボンネットを開けたエンジンルームに交換した距離数と日付を書いたステッカーを貼りますが、そのステッカーも見当たらない。

 

整備記録簿を見てもタイミングベルト交換した痕跡がないので、やっぱり本当に13万キロ走ったんでしょうね。年式が新しい車だったら13万キロ走行も驚きませんが、その車は結構古かったので焦りました。

 

もちろんすぐにタイミングベルト交換を説明して交換しましたけどね(-_-;)

ついているタイミングベルトはもう亀裂が入っている状態で、いつ切れてもおかしくない感じでした。

 

「タイミングベルトっていつまでもつの?」

 

と、もし聞かれたら、7万キロ超えたら交換しましょう!と即答するでしょう。

 

いちおう、10万キロで交換とはマニュアルにも書いているかもしれませんが、時と場合によります。あとは運転手の乗り方やメンテナンスの仕方にもよります。

 

「絶対に10万キロまで持つんですよね!!!」

 

と、強く言われてもそれはわかりません、と答えます。

 

現に6万キロでタイミングベルトが切れた車も修理してますし、前述のように13万キロ走行してる車も見たことありますから。

 

だから7万キロ超えたら車検のときに一緒にタイミングベルト交換もお願いした方がいいでしょう。

 

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タイミングベルトは距離と年数どちらで判断するの?

よく言われるのが『タイミングベルトは10年もしくは10万キロ交換ですよ~』って言葉です。これも実に微妙な指標です(-_-;)

 

10代の若者と高齢者では車の運転も違うし、長距離を走る営業車や何回も走ったり止まったりを繰り返す新聞配達車も違う。
急加速する癖のある運転者だとタイミングベルトにかかる負担もひどいでしょう。

 

だから10年10万キロでタイミングベルト交換は本当に基準でしょうね。
どちらかが近づいたら交換時期ですということです。

近くなった時の車検のときに交換がベストですね。

 

車のメンテナンスをしっかりしていない人だとタイミングベルトも10万キロまで持たない可能性もあるので早めに交換でしょうね。

 

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メンテナンスってどういうこと?

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エンジンオイル交換やクーラント交換をまめにしていると、タイミングベルトに影響するウォーターポンプや各駆動系ギヤにも負担が少ないのでタイミングベルトもストレスなく動きます。メンテナンスは大事ですよ。ケチらないことです。

クーラント・・・エンジン冷却水のことです。トヨタ、ダイハツは赤、他は緑の液体です。エンジンルームに冷却水の補助タンクがあるのでチェックしてみてください。ちなみにクーラントは凍らないように砂糖が入っているので舐めると甘いですよ^^

 

 

くる蔵としては10年10万キロじゃなく、8年8万キロ超えた次の車検時に交換をすすめます。


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タイミングベルトは切れるとどうなる?

タイミングベルトは切れるとエンジン止まります。

走行中だとエンジン止まってもう動きませんよ。

 

高速道路走行中だと後ろの車に追突される危険もあります。

高速道路上でタイミングベルトが切れた車を引き取りに行ったこともありますが、運転手さんはかなり怖い思いをするようです。

 

エンジンって大きく二つに分かれるんです。
二つ組み合わさってエンジンなんです。

 

この上(シリンダーヘッド)と下(シリンダーブロック)の動くタイミングをベルトで行っているという訳。

だからベルトが切れるとタイミングがずれてエンジンが壊れます。
詳しく言うとバルブをピストンが突き上げてバルブが曲がります。こうなるとエンジンはかかりません。

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「タイミングベルト切れても大丈夫な車ってないの?」
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ディーゼル車はもちろんアウトだし、スバル車の一部はセーフのものもあります。
昔のトヨタ車にも一部ありましたが、今はほとんどアウトです。

 

ピストンにバルブリセスといってバルブがピストンに当たらないように欠き溝が彫られていて逃げが作られています。この逃げがある車は大丈夫ですが、タイミングベルトが切れたらほぼ100%アウトだと思った方がいいです。

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「走行中にタイミングベルトが切れるなんてありますかね?」
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あります、あります。
何度もそういう車引き取りに行ってます。

お客さんは何でエンジンが止まってその後かからないのか意味不明で立ち尽くしていることが多いです。

 

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まとめてみると…

10年10万キロといわれているからって、ギリギリまで乗ろうとしないことですね。
遠出したときにタイミングベルトが切れたらシャレになりません。

 

それではポイントをまとめましょう。

  • タイミングベルトは切れる
  • 8年8万キロ超えたら次の車検で交換
  • エンジンメンテナンスは日頃からしっかり

 

タイミングベルトが切れたら修理代が高くつきます。
タイミングベルト交換費用をケチってたら、切れてしまった…なんてことがないようにしたいですよね。

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