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車のタイヤ交換時期4つの目安と寿命を延ばす方法をプロが解説!

タイヤ
この記事は約9分で読めます。

愛車のタイヤが減ってきたような気がするけど、どうせならギリギリまで履きつぶしたい…

 

いくら安いタイヤを選んでも交換するとお金ががっつりと飛ぶし、節約のためにギリギリまで(・´з`・)

 

主婦じゃなくてもそう考えてしまいますよね。

 

でもタイヤ溝が無くなるほどギリギリまで履いて車を運転しても大丈夫なの?
というか、交換時期の目安があれば知りたいと思いませんか?

 

ということで、車に詳しくない人でもわかりやすいように現役整備士から見たタイヤ交換の目安について解説しています。

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車のタイヤ交換時期の目安4つ

車のタイヤ交換時期の目安になる基準ってザックリと挙げてみると4つあります。

 

  • タイヤの見た目で判断
  • 車の走行距離
  • タイヤの使用年数
  • 走行中の違和感

 

この4つが車にそこまで詳しくない人でもわかりやすくて良いと思います。

 

それではひとつひとつ見ていきましょう!

 

見た目で判断

タイヤの見た目で判断するといっても、そこまで難しく考えることはないです。

 

まずはタイヤの側面(サイドウォール)をチェックしましょう。

 

 

↑サイドウォールとはこの部分です。タイヤの側面ね。

 

このサイドウォールを車を一回りしながら4輪分チェックするだけです。

 

そんなにじっくりとチェックする必要はなく、サクッとみるだけで十分です。

 

このサイドウォールがひび割れていたり、傷がついていたり、もしくは釘が刺さっていたりしたら、まずいですよね(*_*;

 

ひび割れや傷

サイドウォールにひび割れや傷はないですか?

(ひび割れしている画像を間違って削除してしまいました((+_+)))

 

あまりひび割れが深くない程度であれば、即交換!って感じではないですが、今シーズン履いたら終わりだと思った方がいいですね。

 

ひび割れが起きているということはさすがにタイヤが劣化している証拠です。

 

ひび割れしている状態でまさか高速道路を時速100キロで走行するとか、ある意味自殺行為です。

 

自分だけの単独事故ならいいけど、他の車も巻き込んでとか本当に止めてほしいです。事故るなら一人で誰もいないところでやってくれ(ほんとそう思う)

 

セパレーション

また、サイドウォールにぷっくりとした膨らみ部分(セパレーション)はないですか?

 

セパレーションはタイヤ内部で損傷が起きている証拠です。

 

人間でいえば、動脈瘤(どうみゃくりゅう)といって血管にこぶ状のふくらみができてきて放置すると破裂して死に至ることもあります。

 

セパレーションはこの動脈瘤の状態です。

放置は完全にやばいです。

 

セパレーション状態のタイヤにちょっとした衝撃が加わると簡単にバースト(破裂)しますからね。

 

例えば、小石を高速走行時に踏んだり、急ハンドル動作をした時など超危険です。

 

また、セパレーションは放置するとタイヤがバーストします。

 

 

これが高速道路走行中だったら…大事故になるのはあなたにもわかりますよね?

 

スリップサイン

タイヤ溝にはスリップサインと呼ばれる部分があります。

 

サイドウォールに▲のマークがあるはずなので確認してみてください。

その▲マークの先のタイヤ溝にスリップサインがあります。

 

 

スリップサインはタイヤ溝が残り1.6mmになるとハッキリと目に見えるように出てきます。このスリップサインが出てきたら、もうタイヤは限界状態なので即交換です。

 

スリップサインを正面から見た画像です。

 

 

厳密には安全面も考えてスリップサインが出たらタイヤ交換ではなくて、スリップサインが出る前に交換です。

 

なので、上の画像のタイヤの状態は即交換状態です。

 

だいたいタイヤ残り溝3mmくらいになったら交換時期でしょうね。

 

高速道路をよく走るとか雨降り時の走行が多い人は特に早めに交換です。

 

タイヤの溝がないとグリップ性能が落ちるので雨の日はハイドロプレーニング現象が起きますよ!

ハイドロプレーニング現象とは雨天時走行中に道路上の水溜まりが水の膜になり、その上でタイヤ浮いた状態になることです。

 

見た目の状態で判断するなら

 

スリップサインが出ている>セパレーション>ひび割れ、傷

 

と、左側ほど最悪な状況です。

 

ちなみにスタッドレスタイヤの場合は溝が半分になると出てくる「プラットフォーム」と呼ばれる部分があります。

 

夏タイヤと同じようにサイドウォールに▲マークで表示されています。

 

プラットフォームが出てきたら冬タイヤとしては機能しないので交換時期です。

 

 走行距離

走行距離数が32,000キロになったら交換時期という考え方もあります。

 

これはどういうことかというと、メーカーの実験でタイヤは5,000キロで約1mm減ります。新品タイヤの溝がだいたい8ミリ。

 

タイヤ交換の限界残り溝スリップサインが1.6ミリなので、新品タイヤ溝8ミリ-1.6ミリ=6.4ミリということは、5,000キロ×6.4mm=32,000キロがタイヤ交換時期ですよね。

 

ただこの考え方も、その人の運転の仕方や道路状況、駐車環境などによって微妙に変わってくるので参考程度になります。

 

おおよその目安ということです。

 

使用年数

タイヤの使用年数から判断できます。

 

安全を考慮するならば、夏タイヤだと4年。がんばっても5年が限度。

冬タイヤならば3年で交換するのが基本です。

 

自分はがりがりに道路が凍った状態でブレーキを踏んでみて、余裕で滑ったら交換するようにしています。

 

とりあえず履いてみて凍った道路で判断するって感じです。

 

製造年月日をチェック

タイヤの製造年月日はタイヤのサイドウォールを見ればわかりますよ。

 

 

例として画像のように「4815」と表示されていたら、最初の二けたが製造週、次の二けたが製造年なので2015年の48週に製造されたとなります。

 

一か月4週なので48週はだいたい12月前半ですね。

 

このタイヤの製造年月日の読み方を覚えて、タイヤのセール時のときチェックしてみてください。

 

価格安いけど製造年月日が2年前のタイヤってこともよくありますよ(;・∀・)

 

走行中の違和感

走った時の感覚も大事です。

 

  • 前よりロードノイズがうるさく感じる
  • 雨の日に滑りやすくなった
  • 乗り心地が悪くなった

 

こういう違和感を感じたら、一度自分の愛車のタイヤ溝をチェックしてみてください。
もしかしてスリップサインが出るギリギリのラインかもしれませんよ?

 

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タイヤ交換後はどうする?

タイヤ交換してしまえば、あとは万々歳!ってことでもありません。

タイヤ交換後も五感を働かせて注意深く音や振動に耳を傾けましょう。

 

また、慣らし運転も必要ですよ。

 

慣らし運転

慣らし運転は100キロを目安にしましょう。

 

新品のタイヤに交換してから100キロ走行するまで、あまり激しい運転を控えて慣らすわけです。

 

100キロ走行後に増し締め

慣らし運転100キロ走行後にホイールナットを増し締めします。

 

増し締めにはトルクレンチがあるとわかりやすいです。

 

 

トルクレンチを持っていないならば、ガソリン給油するときにガソリンスタンドで増し締めしてもらいましょう。

 

「なんで増し締めする必要があるの?」

 

タイヤ交換したあとはホイールのセンターが微妙にずれている場合もあります。
そのズレ調整もあって慣らし運転した後にトルクレンチで増し締めすることは大事です。

 

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タイヤの寿命を延ばす方法

節約のためにもタイヤの寿命を延ばしたいですよね。

 

ちょっとしたことでタイヤの寿命を伸ばすことができるので実践したほうがお得です。

 

適正な空気圧にする

 

タイヤの適正空気圧は運転席ドアを開けた時に車のピラー部分にステッカーが貼ってあるのでわかります。

 

よくわからないときはガソリンを入れるときにガソリンスタンドの人に空気圧調整してもらいましょう。ほとんどのガソリンスタンでは無料で空気圧調整してくれるはずです。

 

タイヤローテーション

タイヤは前後のタイヤで減り方が変わってくるので、1シーズンごとにローテーションするといいです。

 

なので、タイヤ交換するときにわかりやすいように「F右」(前の右側のタイヤ)などガムテープで貼っておくと次にタイヤ交換するときにローテーションしやすいですよね。

 

保管方法を考える

太陽が直接タイヤに当たらないような場所に保管するのが基本です。

 

暗所といえばイメージしやすいですか?

何度も言いますが太陽光の紫外線は避けたいですね。

 

エコ運転を心がける

急ブレーキ、急発進などしないように前の車との車間距離を十分にとる運転を心がければ、そんなに急ブレーキする場面も出てこないでしょう。

 

安全運転大事です(‘_’)

 

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まとめ

車のタイヤのスリップサインをまめにチェックして、スリップサインが目立つようになってきたら、交換することを視野に入れたほうがいいです。

 

特に高速道路をよく走るのであれば、スリップサインが目立つ前に交換でしょう。

雨の日とか本当に危険ですからね。

 

スタッドレスタイヤに交換する時期

ちょっとでも道路に雪が積もった状態で夏タイヤ走行は本当に危険です。

 

「これくらいの積雪ならば、なんとか会社まで車で行けるべ」

 

って何回か強行突破したことがありますが、夏タイヤでは信号待ち状態から発進することもできないし、ブレーキ踏んでも全く効きません((+_+))

 

油断は禁物です。

 

そろそろ雪が降る、氷点下になる天気予報が出たら、前もってスタッドレスタイヤ交換しておくのが焦ることなく行動できるのでおすすめです。

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